車のスピーカーを変えたものの、低音がさっぱりという問題。
これらの問題はデッドニングをすると改善される”らしい”ので軽く調べてみたが、やれドアの内側のボディ側の面に樹脂の板を貼れだのスポンジを貼れだの、中間のプラ層にアルミのシートを貼れだのサービスホールを塞げだの……。
中間のプラ層に対して行うことは分かるが、ドアの最外殻部分は、外側は当然として内側も普通に雨水が入るので、そこに余計なものを貼ると腐ったり錆びたりする原因となりうる。たぶんオーディオにこだわる人間はドアのパネルは消耗品だと考えているので問題ないのだろうけど……。

平面バッフル的な考え方で中間のプラ層に対するデッドニングはしても良いかと思ったのだけど、年式が10年を迎えようとしているこの車、過去の経験から窓が落ちるという故障が頻発しそうな気配がしており、そのたびに一枚3000円以上するアルミテープを張り替えるのもめんどくさいし、そもそも違いが分かるほどの改善が見られるかという点でやる気が起きないというのが前回までのブログの内容なのだ。(改善できたという人は居る。が、それが本当に改善できたから実感できたのかはわからないのだ。)
そもそもどうして自動車のドアで密閉型エンクロージャーを目指しているのかが理解できない。音漏れを気にしているのか?窓を開けて音楽聴いたら同じでは。

Lautsprecher_offen_(gefaltet)_(loudspeaker)
平面バッフルの例(一枚目はWikipedia)

およそ17cmとは思えないウーハーの低音ではあるのだけど、これがスピーカーユニット自体の問題でもある可能性は十分にある。なんてったって1セット1万円しない上に、上記のとおり雨に濡れても問題ない素材でできている以上、一般的なオーディオのスピーカーより音質面で妥協が有っても不思議でない。

ということで、手っ取り早く(?)サブウーハーを導入することにした。

サブウーハー導入の第一段階は、電源の確保である。
バッテリーから直接電源を引く。いわゆるバッ直である。

エーモンからバッ直用のキットが発売されているのでそれを使用。
1000円しないで購入できる。

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問題はエンジンルームから室内へどうやって線を引き込むのだが、バッテリーを外すとちょうどいい所にエンジンルームからの別の配線が通るゴムの栓がある。

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ここに長い千枚通しを突き刺す。
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すると反対側に飛び出た。ここをカッターで切れ込みを入れてやる。
するとまたもやちょうど良いことに、バッテリーを固定していたステーがある。これを室内側から切れ込みに突っ込み、エンジンルーム側からガムテープでバッ直キットの先端をステーに繋ぐ。
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そのまま引っ張るとなんと、いとも簡単に……
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いとも簡単に室内へ電源線を引くことができた。

あとは雨水の侵入を防ぐ必要がある。
一般的なご家庭に必ず一丁はあるコーキングガンを用意し、カインズのPB商品のシリコンシーラント装填。いざ。

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シリコンシーラントはめちゃくちゃ糸を引くので気を付けよう!

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ということで、何となく完成として、次回へ続く。