前回の記事では、完全にゲーム内だけで完結する方法で作成した。
今回はもっと簡単に(?)、PC上である程度素材を作る方法を実践してみる。
さて、グランツーリスモ・ドットコムのコミュニティサイトでは、デカール・アップローダーが公開された。
しかしアップロードできるのはsvgファイルという座標データで描画されるベクタ形式の為の画像ファイルのみ。
きっと、PowerPointでしかベクタ形式で描いたことない人だって多い筈だ。
そもそもsvgファイルの作成には専用のソフトが必要だ。
今回使ったソフトはこれ。
例にもよってWindowsではめちゃくちゃ起動が遅い。
GIMPと同じでLinuxではめちゃくちゃ早いが、Windowsでは超遅いので、
インストールが終わって起動するときは気長に待とう。
とりあえず、今回作ったのはこんな感じ。
S-FRと、S-FR Racing Concept '16の両方に作成した。
素材を作ってしまえば同じような車両の量産も問題ない。
今回作成したデカールはこの5つ。
それぞれこんな感じで使用されている。 作成するうえで重要なのは、- 色は後から変えられないということ
- 15kB以内に抑えること
- 画像を埋め込まないこと
- 文字は座標データに変換すること
- 全く同じ配色のグラデーションを置かないこと
- グラデーションは二つまでにすること。
なので、ようするに何も考えずにsvg作るのではなく、
ある程度作ってから、必要に応じてsvgを作成、アップロードすべきである。
画像はドキュメントのプロパティで設定してから出力すると
ゲーム内で利用しやすい。
また、svgの15kB制限だが、
パスの簡略化や
等で15kB以内に収める。
また、文字の座標データへの変換だが、これをしないとゲーム内で正しく表示されない。
なので、文字をを選択してパスに変換する。
また、簡略化させると文字は崩れる為、数文字ずつsvg化するしかない。
それにsvg化して車両に貼り付けても、 小さいと読めない。
と言うことで、実際に走らせてみたのがこんな感じ。
カーリバリーを作ると、その車への愛着が湧く上、何度も走らせるうちに上達する。
カーリバリーを作っていても、作ったものを走らせるうちに上達すればそれもまた良いのではないだろうか。
また、今回題材が"色塗るだけでそれっぽいから"等という理由で初音ミクを題材にしたが、
やってみると意外と奥が深い。
やってみなければ袖の模様はヤマハのシンセだとは知らなかっただろうし、裾にMIDI端子が付いていることにも気付かなかっただろう。
さて、(あれば)次回の題材はジャガーだ。
くだらないシャレではあるが、Jaguarと、けもフレのジャガーをそれっぽくリバリーにしたい。
目指すのはポケモンカーであり、かわいらしさを同時に追求したい。)
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